義援金と支援金の違いを理解して熊本地震に募金(寄付)しよう
義援金と支援金。名前も似ているので、区別が付きづらいですよね。
ただ、両者には大きな違いがあります。
義援金
これは被災者に対する金銭的補償に利用されます。行政の復興事業などに利用されるのではなく、被災の程度に応じて被災者に直接給付されるわけです。給付額は被害状況などをみて基準を作り、寄付額をまとめて給付します。
被災者の生活再建をお金でサポートするわけです。最終的なところで言えば被災者をもっとも直接的に支援できるのが義援金となります。
一方、被害状況の算定などが終わるまではそれなりの時間を要しますので、支援までには時間がかかるのが難点とされます。
自治体や赤十字、赤い羽根募金などへの寄付は基本的にこの義援金です。
なので、明確に期限が決められているわけです。熊本地震に対しては6/30までとなっています。
被災地への救命救助活動:利用されない
お金の配分方法:被災者に公平に配分されます
地震以外への利用:無し(100%被災者に配分)
被災地に届くまでの時間:時間がかかる
支援金
これは、NPOやNGOなどの支援団体の活動資金となります。
NPOやNGOは行政と別に独自の支援活動を行っています。支援内容は様々で人命救助・捜索などを中心的に行っているところもあれば、被災地の子どもの支援を中心にする団体もあります。救助物資等を届けたり炊き出し等を支援するような団体もあります。
義援金のように後からの支援ではなく、被災直後から動いている活動資金となることも多いとされています。
一方で活動内容はそれぞれであり、あくまでも団体の支援金となります。
被災地への救命救助活動:利用される
お金の配分方法:支援団体が利用方法を判断
地震以外への利用:あり(あくまでも団体への活動資金となる)
被災地に届くまでの時間:すぐに届く
参考リンク
熊本地震への義捐金・募金の寄付先と寄付方法のまとめ | Money Lifehack