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特殊清掃業が大幅に増加している背景と対応策

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孤独死した人の自宅を清掃・消毒して原状回復する「特殊清掃業者」が急増している。業界団体によると、全国で5000社以上が参入しており、団体が民間資格の認定制度を始めた5年前から業者数は15倍超に膨らむ。高まる需要の背景に、家族・親族関係の希薄化が浮かび上がる。

 

今の世相を完全に表しているといえそうなニュースですね。高齢化+核家族化などが大きく影響しているわけですが、生涯未婚率が増加という背景から今後さらに、孤独死となる可能性は高まるわけです。

孤独死とならない対策というのは難しいところですが、発見が遅れていわゆる特殊清掃が必要になるほどの状態にならないようにするということは、今後の社会で求められることになると思います。

実際のところ、処理費用も莫大になりますし、物件自体が「事故物件」となってしまうことで大家さんにとっても特殊清掃案件は頭の痛いところだと思います。

money-lifehack.com

こうした問題をマンパワーで解決するのは難しいので、対策としてはIoTデバイスなどを利用することで、万が一の際にそれをいち早く知ることができる仕組みを導入することでしょうか。

倫理的な問題もあるでしょうけど、プライバシーにかかわらない範囲で生存を確認できる(推測できる)ようなツールができると問題は解消できるかもしれません。

 

多死社会は高齢化社会の次に来るとされる時代で、西暦だと2030年~2040年にかけてとされています。今回のような特殊清掃という案件を除いたとしても、人の「終末」に関わらずビジネスは今後は規模がどんどん大きくなっていくのでしょうね。

一方で、センシティブな分野ではあるので、大企業が堂々と参入しにくいところはあると思うので、思わぬところにビジネスチャンスが落ちているかもしれません。

 

ちなみに、私もよくよく考えたら、株取引やら保険やらをネット契約などをネットで契約しているし、家族はそれに圧倒的に疎いから、万が一があったら大変だろうなぁと思って、簡単なエンディングノートを書きました。

参考:エンディングノートの選び方と書き方

 

特に、デジタル系の生前整理の重要性も叫ばれていくんじゃないかなぁと思いました。