弱者のためのセーフティーネットと融資、生活福祉資金貸付事業
お金に困った時に無利子でお金を借りる方法!(藤田孝典) - 個人 - Yahoo!ニュース
ここで紹介されているのが「生活福祉資金貸付事業」という制度。
これは社会的弱者のために、低利で融資をするというしくみなんですね。金利は低く保証人さえいれば0%にできてしまうわけです。
これでお金を確保して生活再建を図る!という制度なのですが、結構腰砕けになっています。
"制度趣旨は立派ですが柔軟な運用はできていないというイメージを持っています"
と紹介されている通り、この融資を受けることができる人はまとめるとこんな感じです。
・生活に困窮している
・他の公的支援は受けられない
・働いている
・借金も余所ではしていない
・もちろん、返済能力はある
結構ハードル高いですよね。最初からこの制度のことを知っていればいいわけですけど、キャッシングとかカードローンを一回使ってしまうと中々借りるのが難しくなるわけです。逆に一定以上の収入があれば「あんたは余裕あるんだから消費者金融かカードローン使えば?」と言われるわけです。
もちろん、言い分もわかります
特に多重債務に陥っている人は、この制度で金を借りてその金を借金返済に充てて、ここ(生活福祉資金貸付制度)は踏み倒す。
そんな人が多かったそうです。ですから、渋ちんになっているわけですね。じゃあ、どうすればいいのか?それは社協(社会福祉協議会)が声を大きく、本当の弱者はサポートするから何より一番に相談してくれということでしょう。その上で民生委員を交えて生活再建をサポートする。安易なキャッシングやカードローン漬けにさせないという方向に勧めていくことが大切です。制度自体知らない人が多いのでしっかりとPRする必要があると思っています。