NHKとの契約について最高裁がお墨付き、未契約世帯は過去にさかのぼって受信料を払わされる
テレビを持っているけど、NHKの受信料を払っていない人には怖いことが確定的となりました。
NHKの受信料制度を合憲と判断した6日の最高裁大法廷判決は公共放送の意義を正面から認め、受信料の仕組みを「合理的」と判断した。
「表現の自由の下で国民の知る権利を充足させるために採用された仕組みで、憲法上許容される立法裁量の範囲内」。6日午後3時過ぎ、最高裁大法廷。退官を約1カ月後に控え、最後の判決言い渡しとなる寺田逸郎長官はほぼ満席の傍聴席に向かい、受信料制度の意義を述べた。
という事です。重要な点は以下の通り。
- 受信設備を持っていてNHKとの契約を拒否していたら、裁判で必ず負けるようになる。
- 負けた場合、受信設備を設置した日にさかのぼって契約する(受信料を払う)必要がある
- 消滅時効(5年)は判決確定まで進行しない
- ワンセグケータイが受信設備にあたるかどうかはまだ係争中
(1)はともかくとして、(2)(3)は少し怖いところがありますね。テレビを買っているけど、NHK契約を結んでいないという人は、買った日にさかのぼって受信料を払わされることになる可能性があります。
NHK受信料の時効(5年)も進まないということになると、10年契約していないなら10年分の受信料を払えということが求められる可能性もあるわけです。
未契約世帯はテレビなんてないよ。って言い張るしかないんでしょうか……。NHKもテレビをいついつどこで買ったという情報はないでしょうし、そもそも自宅にテレビがあるかどうかを確認できませんからね。
ワンセグも受信設備になったらNHKにとってボーナスタイム!
ワンセグケータイについてはまだ、受信設備とは確定していません(高裁で係争中)。
ただ、NHKは受信設備であると主張しており、これが認められたら、今回の最高裁判決とのダブルコンボとなりますね。
携帯の場合、購入をした時期というのは契約日などからわかりますから、そこからさかのぼっていくとすごいこと(すごい金額)になる人も出てきそうです。
NHK受信料考えたらみんなガラケーやAndroidやめてiPhoneにするしかないね。
NHK関連銘柄はどこ?
NHKも最高裁のお墨付きを得たことで、今後は未契約世帯に契約をバンバン迫っていくでしょう。
株が上がりそうな関連銘柄はあるかなーと思いました。
- 収納業者(放送受信料の契約・収納業務委託法人名)
- 産廃業者(テレビ捨てる人が増える?)
あまりないかな。